九寸名古屋帯:琉球本紅型・花とエ霞(知念初子) [14/208]

九寸名古屋帯:琉球本紅型・花とエ霞(知念初子) [14/208]

販売価格: 330,000(税込)

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九寸名古屋帯・仕立【国内総手縫い仕立】:

販売価格: 330,000(税込)

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商品詳細

琉球紅型らしい色遣いを、モダンなデザインで

 

紅型作家の中には、かつての琉球王朝士族に仕えた
紅型三宗家」と呼ばれる工房を持つ作家がいます。

知念家、城間家、沢岻家がその紅型三宗家と呼ばれています。

知念家はその昔、中国から唐紙の技法や印金紙・緞子紙を学び、
琉球王朝より位を与えられて、士族以上の階級が着用する紅型を
作ることが許されていました。

その知念家の九代目、知念初子が染め上げました。

 

色鮮やかな植物が小さなリースのように描かれ、
その間を縫うようにエ霞(えがすみ)が染められています。

六通に染められているので、前柄やお太鼓柄の位置を
少しずらして、違う部分を出して楽しむこともできます。

グラデーションを含め10色以上も使われた型染は、
職人のこだわりと技術力を堪能できます。

幻想的な色遣いで抽象化された植物柄は、
季節を問わず華やかな雰囲気でお召しいただけます。 

 

紅型染は、天然染料の鉱物性の顔料を細かくし
微粒子化させた物を染料として使用するのですが、
鉱物性質で粒子が荒いため、習字のように染め筆で一度だけ
染料を生地の上に置いても、染料が生地になじまないのです。

そのため、もう一つ別な筆で、生地に置いた染料を
生地の中に刷り込むようにして染めていきます。

それでも、顔料粒子が荒いので生地の中に浸透しないため、
生地の上に染料が重なり、より色が濃く発色性が良く見えます。

沖縄の強い日差しでも色焼けしにくい特長があります。

 

また、この帯の地模様は「宗薫緞子(そうくんどんす)」。 

お茶の世界で有名な、今井宗薫の愛用裂と伝えられる柄で、
二重の七宝繋ぎ文の中に、宝尽くしと梅の花の文様を入れています。

縁起の良い柄を幾重にも重ねた上に華やかに染められた本紅型は、
お召しになる方のお幸せを祈っているようです。

 

カラフルな小紋にもシックな紬にも合わせやすいので、
帯締めや帯揚げなどの小物遊びも楽しめます


お仕立て方法も、タレ部分を無地にするか総柄にするか
お好みで選べます

※ご注文の際にご相談を承ります。

 

【素材】 絹100%

※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。

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