九寸名古屋帯:琉球本紅型・ダリアの花(知念冬馬) [14/166]

九寸名古屋帯:琉球本紅型・ダリアの花(知念冬馬) [14/166]

販売価格: 270,000円(税別)

(税込: 297,000円)

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九寸名古屋帯・仕立【国内総手縫い仕立】:

販売価格: 270,000円(税別)

(税込: 297,000円)

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商品詳細

琉球紅型らしい色遣いを、モダンなデザインで

 

紅型作家の中には、かつての琉球王朝士族に仕えた「紅型三宗家」と
呼ばれる工房を持つ作家がいます。

知念家、城間家、沢岻家がその紅型三宗家と呼ばれています。

知念家はその昔、中国から唐紙の技法や印金紙・緞子紙を学び、
琉球王朝より位を与えられて、士族以上の階級が着用する紅型を作ることが
許されていました。

その知念家の十代目、知念冬馬が染め上げた、カラフルなダリアの帯です。

シックなグリーンの葉が、鮮やかな花の色をより引き立たせています。

花の色は赤紫、紫、そして青。

幻想的な色遣いで抽象化された花は、
季節を問わず華やかな雰囲気でお召しいただけます。

 

紅型染は、天然染料の鉱物性の顔料を細かくし
微粒子化させた物を染料として使用するのですが、
鉱物性質で粒子が荒いため、習字のように染め筆で一度だけ
染料を生地の上に置いても、染料が生地になじまないのです。

そのため、もう一つ別な筆で、生地に置いた染料を
生地の中に刷り込むようにして染めていきます。

それでも、顔料粒子が荒いので生地の中に浸透しないため、
生地の上に染料が重なり、より色が濃く発色性が良く見えます。

沖縄の強い日差しでも色焼けしにくい特長があります。

 

六通柄のうち、お太鼓と前側の一部がカラフルに彩色され、その周りは
グレイッシュピンク一色でシンプルに染め分けられています。

カラフルな部分をお太鼓の真ん中に持ってきても良し、
お太鼓の上か下にグレイッシュピンクの淡色部分を出して
柔らかな雰囲気をプラスすることもできます。


お仕立て方法も、無地部分をタレにするか、単色の花部分をタレにするか
お好みで選べます。

 

また、この帯の地模様は「宗薫緞子(そうくんどんす)」。 

お茶の世界で有名な、今井宗薫の愛用裂と伝えられる柄で、
二重の七宝繋ぎ文の中に、宝尽くしと梅の花の文様を入れています。

縁起の良い柄を幾重にも重ねた上に華やかに染められた本紅型は、
お召しになる方のお幸せを祈っているようです。

 

カラフルな小紋にもシックな紬にも合わせやすいので、
帯締めや帯揚げなどの小物遊びも楽しめます。

 

【素材】 絹100%

※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。