紅花紬:米沢 新田工房 春の宵(真綿手引紬) [9/195]

紅花紬:米沢 新田工房 春の宵(真綿手引紬) [9/195]

販売価格: 168,000円(税別)

(税込: 184,800円)

オプションにより価格が変わる場合もあります。

希望小売価格: 350,000円

在庫数1点
仕立ての有無:
お仕立て方法:
裏地 ※八掛の色は別途ご相談させていただきます:
衿型:
パールトーン加工:

販売価格: 168,000円(税別)

(税込: 184,800円)

希望小売価格: 350,000円

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商品詳細

山形県米沢市にある紅花紬の織元「新田」。

明治時代から草木染めを手掛ける織元の逸品です。


一度は伝統が途絶えたとされる「紅花染め」を
復興し、現在は染料となる紅花の栽培から染料づくり、
染め、製糸、織りまでも一貫して自社製造しています。


当店の店長が以前、紅花染めの様子を研修で
見せていただき、紅花摘みをしたそうです。

 

「花を摘む」という優雅なイメージとは裏腹に
紅花は花弁の真下に鋭いトゲがあり、手袋などで
厳重に保護し、慎重に摘まないとケガをするそうです。

 

少しでもトゲが柔らかいうちに、と早朝から花を摘み、
洗ってもんで色が出やすいようにしたあと、自然発酵で
あの「紅」が出てきます。


お餅のように臼で搗き、丸めて団子状にして
むしろにくるみ、ぺったんこの煎餅のようにして
乾燥させて「花餅」ができあがります。

 

その花餅から、様々な触媒を通して化学反応させることで
赤や黄色そしてそれ以外の色まで染めていきます。

何とも言えない絶妙なグラデーションを引き出す技術
さすが老舗です。


そうして染められた糸で織り上げたこの一反は
「春の宵」と名付けられたシリーズの中でも
ひときわ爽やかな、水色に淡い黄緑のラインが
優しく美しい色合いです。

 

全体で見ると縞模様ですが、淡い色調は粋になりすぎず
それでいて視線を縦に導いてスラっとした着姿に
見せてくれます。


生地は真綿手引紬で、味わいのある凹凸や色ムラが
たなびく霞のようにニュアンスを加えています。

手引き真綿ならではの柔らかな着心地をお楽しみ
いただける作品です。


明るい色の帯を合わせて、爽やかに。

濃い色の帯を合わせて、しっとりと。

無地も、幾何学も、抽象柄も受け止めて
帯を映えさせる、控えめで芯の強い着物です。

お手持ちの帯を合わせて、お楽しみくださいませ。 

 

※コーディネートは参考商品(別売り)です。

 

【素材】 絹100% 

 

※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。