紬:本松煙絣・笹蔓紋 [9/265]
商品詳細
貴重な伝統工芸品、手織りの本松煙絣(ほんしょうえんがすり)。
しかも広めの1尺2分幅で、裄が長めの方もお仕立てできます。
この紬で使われている染料は、「松煙(しょうえん)」です。
松煙とは、樹脂分の多い松の木や根をわざと不完全燃焼させて
取り出した煤(すす)のことで、染料はここから作っています。
この松煙を、伝統的な「摺り込み絣(すりこみがすり)」
という技法で緯糸を染め、織り上げています。
まろやかなグレーを基調とした色味は堅牢度が高く
淡い色ながら日光で色あせることもほぼないので、
いつまでも上品で柔らかな色調をお楽しみいただけます。
デザインは笹蔓紋(ささづるもん)。
中国の明から伝えられたとされる名物裂(めいぶつぎれ)の
一つ、「笹蔓緞子(ささづるどんす)」をモチーフにしたデザインは、
吉祥柄として好まれ、古来より着物や帯、小物などに多く使われています。
笹蔓緞子は笹の葉と蔓、そして300年に一度だけ実をつけると
言われている、竹の花と実をモチーフにしています。
日本ではアレンジがなされ、松ぼっくりと笹の葉、そして
六枚の花弁を持つ小花(時には梅の花)を組み合わせている
とも言われます。
島屋の店長が実際に、この工房に数回勉強に行きました。
周りは山と畑しかないところでしたが
しっかりとした”本物”のものづくりをする工房です。
着物業界のプロが見ても、
素敵なものばかりを、作っています。
大量生産できる商品ではありませんので
一つ一つ、職人さんの思いが届く紬だと思っております。
※コーディネートは参考商品(別売り)です。
【素材】 絹100% (反幅:1尺2分/約38.5センチ)
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。
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