私事ですが…島屋との馴れ初めについて。

私事ですが…島屋との馴れ初めについて。
こんにちは。 スタッフの島井です。
島屋で働き始めて3か月めになりました。
私事で恐縮ですが、当店・島屋とのご縁についてお話させていただきます。

人生折り返しを過ぎ(?)、充分大人になってから、ふと母の着物を着たいと思うようになりました。
母に「まだお着物ある?」と聞いたところ、「いつかそう言うかなと思って、全部洗い張りしてあなたサイズに仕立て直しておいたわよ」という、ありがたい千里眼の母のフォローがあり、初期費用ほとんどなしで(ここが重要です!)着付教室で習い始めることができました。

そのうち、生地や産地についても興味がわき、怖いもの知らずにもデパートなどで色々質問したり教えてもらうようになり、さらに友人や講師の方の情報から島屋を知り、ある日一人で訪ねました。
札幌で一番老舗の、路面店の呉服屋さんに初心者が一人で!
路面店なのに階段を上がって入口があるという、物理的にも敷居が高い(笑)ガラス戸を開けた日を今も覚えています。

その日はほかにお客様がなかったので、店長がつきっきりで接客してくれて、たくさんお話を聞けました。
雪輪模様が好きだと言ったら雪輪の意味と由来を、お召の光沢が綺麗だと言ったらお召の名称の話から代表的な産地を、知らない模様を聞いたら名称だけでなく織り方や職人技まで…楽しくて次々聞いていたら、かなりの時間を過ごしていました。
そして帰る時「また遊びに来てください」と言ってもらいました。
帰りしな、一回も「購入」についての話をしなかったな~と思ったのも、よく覚えてます。

それからはイベントの時などに「遊びに」行かせてもらい、着装して写真を撮ってもらったりと、本当に楽しませていただきました。
実際に購入した帯や着物はすべてお気に入りで、かつ褒められキモノでもあります♪

そんな素敵な呉服屋さんに、自分が勤めることになるなんて。
ご縁をつないでくださった皆さまに、毎日感謝の日々です。

そして、改めて毎日勉強中でもあります。
入口と店内のトルソ、店内の反物と帯のコーディネートなどは、私ともう一人のスタッフ・加藤で担当させていただいてます。
コーディネートだけでなく着装自体も勉強中のため、若干アレ?な部分があると思われます…どうぞご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

今回のブログ担当は、スタッフ・島井でした (^^♪