有松鳴海絞:総絞り(大輪) [48/804]
商品詳細
愛知県の知多木綿に、同じ愛知県の「有松鳴海絞り」技法である
「巻き上げ絞り」と「鹿の子絞り」を施した、
華やかな夏着物・ゆかたです。
反物いっぱいに咲き誇る、大輪の花。
ゆるやかにカーブした配置が視線を捉え、
伸びやかな着姿を演出します。
整然と並ぶ巻き上げ絞りの部分は濃い紫、
花柄の部分は明るいグレープ色で、
その合間の濃淡にも職人さんの心遣いが
伝わってくるようです。
生地の知多木綿は、愛知県の知多半島で
生産されている晒し(さらし)木綿です。
薄地の平織はしっとりと肌触りが良く、女将も
「身体に負担なく着られる」と太鼓判を押しています。
江戸時代には歴史に記録があるほど、
昔から織られており、同じ時代に誕生した
「有松鳴海絞り」とともに、高級感のある
「ご当地特産品」として人気を博しています。
現在はシャトル織機と呼ばれる、通常よりもゆっくりと動く
織機で織られるため、布に負担がかからず、
柔らかくしなやかな風合いが特長です。
その生地を、「小帽子絞り」と「縫い絞り」という
二つの技法で絞り、二色で染め上げています。
そもそも「絞りの着物」とは、粒の一つひとつを
手でくくり、その後で色の数だけ染め分けるという、
膨大な時間と熟練の技が生み出した芸術品です。
絞りの技法も様々で、それぞれの技術に専門の
職人がいます。
デザインによっては、一反の着物を絞るのに
何人もの職人がそれぞれ「絞り」をしてから
染めの職人に渡るという手順になります。
「有松鳴海絞り」は、最盛期では100種類以上、
現代でも70種類以上の絞り染め技法を使って、
様々な着物やゆかた、帯などが作られています。
丁寧に一反ずつ、職人の方の手仕事で
染められた雪花絞りは、機械染めとは違う
「染めの味わい」が感じられます。
半衿をつけると、オトナゆかたから夏着物としても
充分お楽しみいただけます。
しかも、ご自宅でお洗濯が可能です。
ゆかたに、夏着物に。
袖を通すたびに「手仕事の素晴らしさ」を
感じてください。
※コーディネートの帯は参考商品(別売り)です。
【素材】 綿100% (知多木綿)
ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。