十日町紬:手摺込真綿紬・唐草 [9/190]
商品詳細
「摺込絣(すりこみがすり)」という手法で柄付けされた、
大変手間のかかっている真綿紬です。
十日町紬の特長である、節のある撚り糸(よりいと)を
太さや張り具合を揃えて並べるところから始まります。
並べた糸に対し、染料を図案の配色通りに染め付けるため、
広い面積はヘラで摺り込んだり、細かい部分は注射器のような
細い道具で注入したりと道具を使い分けます。
この紬は「手摺込」。
染料が噴き出る機械などを使わず、昔ながらの技法で
丁寧に染料を糸に摺り込んで染めています。
その後、染めた部分を糸やゴムなどで括り、
今度は地色を染めます。
経糸も緯糸もそれぞれ、この工程を行ってから
初めて織機にかけて、布に織り上げます。
もちろん、織る際にも絣の図案通りになるように
経糸と緯糸の重なりに注意しながら織り上げています。
経糸の染め付けと配置によってできる、絶妙なぼかし。
緯糸の染め付けをメインに織り出された、素朴なツタ唐草。
ほっこりした風合いで、カジュアル着物として楽しめる
一着です。
幾何学系の帯でスッキリと、または個性的な帯で物語性をつけて。
淡い色柄の着物なので、帯や小物で表情を変えて
様々に楽しめます。
単衣でも袷でもお仕立て可能です。
※コーディネートは参考商品(別売り)です。
【素材】 絹100% (反幅:1尺)
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。