三勝:夢二 たんぽぽ [48/521]
商品詳細
「大正ロマン」と言えば必ず名前が上がるほど有名な、
竹久夢二。
美人画のイメージが強いのですが、児童雑誌の挿絵や
本の装幀(そうてい)、日用雑貨、ゆかたなど
様々なデザインを残しているグラフィックデザイナーでも
あります。
その夢二が描く、たんぽぽの綿毛。
しなやかに揺れる様子、風に吹かれて飛ぶ瞬間が
染め抜かれています。
地色がスッキリした青のグラデーションなので、
風が吹いているような爽やかさを感じます。
色味が少ないので、同系色や無彩色の帯で
大人っぽく装うのも、カラフルな帯や小物での
イメチェンも、思いのままです。
柄は注染(ちゅうせん)で染められています。
注染とは、型紙を置いて特殊な糊で防染する工程を
じゃばら状に重ねた生地に繰り返し
その上から染料を注ぎ、表裏なく均一に模様部分を
染め上げる、伝統的な型染め技術の一つです。
1反ずつ手作業の職人技で染め上げるため
ぼかしやにじみがその着物の「味」になります。
明治創業の老舗が誇る技術力の結晶、
さすが『技術の三勝』です。
その染めを施したこちらの生地は、
高級ゆかたの一種で紅梅(こうばい)生地です。
紅梅生地とは、異なる2種類の太さの糸を
組み合わせ、市松柄のような凸凹のある
格子状に織り上げたものです。
この凸凹のおかげで、肌に触れる面積が
平織よりも少なくなるため、よりサラっと感を増します。
絽のような透け感はないので、盛夏以外の時でも
『こんなに暑い日は、もう夏ものでも着たい』
と思うような時は、半衿を着けて
着物風にもお楽しみいただけます。
※コーディネートは参考商品(別売り)です。
【素材】 綿100% (反幅:1尺2分/約38.5センチ)
※ご覧いただいている環境によっては、
色味が違って見える場合がございます。
予めご了承下さいませ。